趣 意 書 

 当法人は、広く一般市民を対象として、血液難病等を中心とした心身の病気や障害と闘っている方々を支援、そして正しい知識の普及と啓発を目的として、2004年10月13日に東京都知事の設立認定を受けました。

 われわれは、「助かる命」を一人でも多く救う、を合い言葉に「ドナー休暇制度」「ドナ ー登録会」「チャリティープリント」などの活動を通じて、骨髄移植の普及啓発に積極的に取り組んでおります。

 2013 年6月現在、ドナー登録者数432,108人、患者登録者数2,891人、累積では、患者登録者数38.803人で移植例数わずか15,598人。悲しい数字です。「助かる命」を一人でも多く救うためには、ドナー候補者の生活環境への協力が急務です。せっかく適合したドナー候補者の方々の環境などによって、骨髄提供ができない場合もあり、骨髄移植を受けられない患者さんはいまだ多いのが実情です。
ドナー(提供者)は、骨髄提供及び末梢血幹細胞を提供するために入院や通院で何度か病院に出向いていただかなければなりません。その期間がおよそ10日間程度かかります。ドナー(提供者)にとっては、その間の休業補償がなく負担となっています。

その、10日間を有給休暇とする「骨髄ドナー休暇制度」の導入は、患者さんにとって大きな励みに、そして「助かる命」を一人でも多く救うことにつながります。

 骨髄移植を希望する全ての患者さんが、骨髄移植のチャンスを得るためには、より多くの方の骨髄バンクへの「ドナ ー登録会」の実施や「骨髄移植推進財団体が作成した普及啓発グッズ」やパンフレット配布の協力、そして取引先様との持続可能な、提携ボランティア1%募金の「チャリティープリント」など、本趣旨をご理解の上、これらの導入のご検討を、宜しくお願い申し上げます。

特定非営利活動法人フレンドシップ
理事長 池田 佳代