NPO法人フレンドシップ
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フレンドシップ メッセージラリー
■10/28放送 レーシングドライバー/ピロレーシング代表・長屋宏和様
  左:パーソナリティ 原史奈
右:レーシングドライバー/
ピロレーシング代表・長屋宏和様
皆 藤: 今日はピロレーシング代表のレーシングドライバー長屋宏和さんにお越しいただいております。よろしくお願いいたします。
長 屋: よろしくお願いします。
史 奈: よろしくお願いします。
皆 藤: まず長屋さん、今現在どのような活動をされているんでしょうか。
長 屋: 僕は、三年前に事故してから、車椅子の生活をずっと送ってるんですけど、やっぱり普通に着たい洋服っていうのもあって、着たくても着れない洋服がでてきてしまって、既製品の洋服で車椅子に合わせて、洋服を作るっていう場所もなかったし。うちの母と協力して、自分に合った服を作ったのが、最初なんですけど。それを皆さんのお役に立てたらなと、車椅子に合った洋服っていうのを考えて作りはじめたのがピロレーシングを作ったきっかけですね。
皆 藤: 今、ちょうど史奈ちゃんの目の前にあるジーンズ、これも車椅子の方が履き易いようにデザインされているんですよね。
長 屋: そうですね、車椅子ってずっと座った状態なので、後ろの縫い目があると、床擦れになりやすい状態なっちゃうんで。ジーパンだと縫い目で床擦れになりやすいので、皆履けないという意見を貰ってたんで、縫い目を無くそうっていうので考えついたのが、このジーパンなんですけど。
皆 藤: ちょうど、センターのところのステッチがなくて、全面一体になってて、こうお尻のところが。車椅子でずっと座ってたら、左右の体重移動なんかで、皮膚が擦れてきますよね。あと、ベルトのところにも工夫してありますね。
長 屋: そうですね、ずっと座った状態ですと、ずりおちてきてしまうので、ゴムを入れてあって。
皆 藤: 補強してあるんですね。
長 屋: そうですね。僕は指が使えないので、どうしてもボタンだと履けないので、ジッパーに変えてあるんですけど。
皆 藤: それいで、史奈ちゃん、穴が空いてるルーズな感じとか、色の落とし方なんかは、まさに今どきのジーンズですよね。
史 奈: そうですね!
長 屋: 今迄は履きたくても、履けなかった人達がいたんで、そういう方達に少しでもお役にたてればということで、ピロレーシングを立ち上げたんですけど。
皆 藤: 今、このジーンズが欲しいという方は、お店なんかで売られてるんですか?
長 屋: 僕のHPの中で、販売しているので。
皆 藤: じゃぁ、長屋さんのHPをアクセスすれば、そこから購入できると。
長 屋: お直しもやっているので、自分の気に入っているズボンを送ってもらえれば。
史 奈: はきやすいように。
皆 藤: じゃぁ、いいですね。自分の愛着あるジーンズを、「これをまだまだ履きたいんです」っていう要望にも応えてくれる。
長 屋: もちろんです。
皆 藤: なるほど。今、長屋さんがされている活動で、我々が協力できることとか、心掛けていくことって何かありますか。
長 屋: 心掛けるっていうよりも、僕としてはやっぱり誰もが外に出て生活してもらえることが一番だと思うんで、そのきっかけをこの洋服で始めたので、「自分の着たい洋服を着て、外に出たい」って思ってもらえれば、それが当たり前になってもらうことが僕は一番嬉しいですね。
皆 藤: では、最後に長屋さん、ラジオ聞いているリスナーの皆さんに、一言いただけますか。
長 屋: 車椅子だからとか、そういうのは関係なく、人の目が気になって出れないとか、そういうことを言ってるんじゃなくて、誰もが外にでていけるということが、一番だと思うんで、そういう気持ちを伝えていきたいなと、思います。
   

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